バーテンダーズ・マガジンに目を通していると・・・
さすがプロ・技術者はこうでなくてはと思いました・・・
私もカクテルの思いは同じです・・・
記事の一部を紹介します・なかなか本心をついてます・・・
お客の側から・・・
初めて入るバーは客もバーテンダーも緊張する・・・
客の側はカウンターバーか・接客女性のいるバーか・・・
なじみ客ばかりのバーか・気難しいバーか・・・
高級すぎて恥をかかないか・客筋のわるい店でないだろうか・・・
などと警戒する・・・
いちばん心配は値段だ・・・
二杯飲んで四千円でおさまればいいが・・・
第一価格明記のメニューはあるだろうか・・・
その不安をかかえて重いドアを押す・・・
初めて来た男一人客には店も緊張するだろう・・・
身なりは普通でも中身まではわからない・・・
バーというものを知っているだろうか・・・
ビールは置いてないが大丈夫だろうか・・・
勘定のときチャジーでもめないだろうか・・・
誰も知らないような酒を注文しないだろうか・・・
面倒をおこす人ではないだろうな・・・
客は勇気を出して入ったのだから早く店の様子を・・・
知って落ち着きたい・・・
店は安心できる客であることを早く知りたい・・・
それには注文して出たものを飲むことに尽きる・・・
客は注文通りの酒が出てきたことに安心し・・・
ようやく両者が一息ついておちつく・・・
世間話をするならその後だ・・・
最初の一杯は無難なものにしてバーテンダーを・・・
安心させる挨拶がわりだ・・・
私の場合はジントニックだ・・・
しかしジントニックは単純なだけにバーテンダーに・・・
いろいろな流儀があってそれを見る楽しみもある・・・
作っている間は黙って見ている声をかけると・・・
気が散るはずだ慣れているものをあえて・・・
緊張して作ってもらう・それゆえバーテンダーの・・・
正面に座る・初めて来てそうする人はあまりいないだろうから・・・
バーテンダーは緊張する・・・
緊張させるのが美味しいカクテルを飲むコツだ・・・
じっと見られても平然といつも通りの仕事ができるのは・・・
コンペティションの舞台で胆力がついているはずだ・・・
「お待たせしました」
私は癖で必ずグラスを高く上げてしばし眺めそれから飲む・・・
ツイー・・・おいしいですね・・・
「ありがとうございます」
初対面に緊張した男同士がお互いを認め合った瞬間だ・・・
だから酒はいいそしてバーの時間が始まる・・・
エッセイスト・大田和彦(参考)
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